ANVL TILT V3 のオーバーホール

2024年2月14日

MTBによく使われているフラットペダルの一つ、ANVLのTILT V3をオーバーホールしました。

ANVL TILT V3といえば食いつきよし、見た目よし、剛性よしの最強のフラペ。

値段は19,800円もする高級フラペです。

私の場合は中古で譲り受ける際に同時に頂いたものなので買ったわけではないですがとにかくかっこいい。

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ANVL Components

マウンテンバイクに使用しているのでゴリゴリに使用感ありますね。

ただこのペダル、回転はそんなにクルンクルンではありません。むしろ重いです。

加重がかかっているときの回転抵抗は全く問題ないですが、やはり軽い力でぎゅんぎゅん回って欲しいのが自転車乗りの性ですよね。

オーバーホールの方法を検索しましたが探せなかったのでここに記しておきます。

解体

8mmのアーレンキーでまず車体から外します。

六角レンチ、アーレンキーをお持ちでない方はamazonでセットを買いましょう。

そのあと、6mmのアーレンキーを反対側へさしてペダル本体を持ち、フタを外します。

すると中から9mmのナットが出てくるので一般的なソケットを使用して外します。

この場合、軸ですのでクランクについていた方の8mmアーレンキーと組み合わせる必要があります。

9mmのナット

ナットを外し、軸を外すと中にベアリングが埋まっているのでこれは軸やアーレンキーを使って抜きましょう。

バラすと中からベアリングが。

使用されているベアリングは外径13mmx内径6mmx高さ5mmが2つです。

NBKの686Zと読めるような気もしますが小さすぎてわかりません。

amazonで探すとメッチャ出てきて、どれを選んでいいかわかりません。

適合ベアリング

私が買ったものは売り切れになってしまったので同じようなものをピックアップ

回転性能重視ならシールはプラの物で、多少回転効率は落ちますが金属シールならゴミを入りません。メンテ不要です。

私はダメになれば交換すれば良いと考えますので10個入りのプラシールの物に。

あとは軸などの古いグリスをふき取り清掃し、新しくグリスを塗って同じ手順で封印していくだけですが、

塗るグリスも少し考えた方がよいです。

回転する場所へはこのグリスがおすすめです。

シマノのデュラグリスや、パークツールのグリスもよいですが、回転体に塗るには少々粘りが強すぎです。

上記のグリスは寒くても固くなりにくく、なおかつしっかりとこびり付くので回転体へはおすすめです。

回転しない場所へはパークツールのグリス、おすすめですよ。いっぱい入ってるし。

どうですか?めちゃくちゃ回るでしょう。

正直、初期の状態でも乗ってたら違いは判らないものです。自己満足のレベルなのです。

でもでも、安価にメンテナンスができる部分ですので愛車を愛でるという事でやってみるといいかもしれません。

ベアリングは10個セットで4つつかったので6個あまりましたが・・・使い道はありませんね。