カミソリマクロはやはり高画質だった 70mm F2.8 DG MACRO Art レビュー
ふと、マクロレンズが欲しくなった。
普通のレンズはあまり被写体に近づけず、クローズアップして撮影することが苦手なことに対してマクロレンズはレンズがくっついてしまうほど近づけるレンズだ。
キヤノン純正レンズと迷ったののだがシグマから"カミソリマクロ"という恐ろしい名前のレンズがあることを知る。
SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO Art
圧倒的な解像感とヌケ感。
最高の視覚体験。
Artラインのマクロレンズ、 待望の第一弾「カミソリマクロ」の異名で高い評価を得た
https://www.sigma-global.com/jp/lenses/a018_70_28/
あの伝説のマクロレンズがさらに進化
画質優先設計のArtレンズ。カミソリのような解像。しかも値段は純正の半分ほど。
というわけで後のことは考えず買ってしまいました。
ひとまず私の作例を見てください。
わかりますか?この解像感。
この写真は寄って撮ったわけでなく普通に撮影してます。拡大してみると葉の葉脈がくっきりと見えます。
花を撮ろうもんなら簡単に芸術作品が撮影できてしまいます。
神は細部に宿る、というわけではありませんがこのレンズを購入してから生活で見る物すべての見方が分かります。
もはや何を撮影しても楽しい・・・カメラを購入した時のような気持ちがよみがえりました。
解像感だけで言えばCANONのLレンズに負けず劣らず。勝ってしまっているレンズもあるかもしれません。
見落とせない弱点
ただし初めてマクロを検討している人もこの記事を見ているかもしれませんのでちゃんと弱点も書いておこうと思います。
●まず初めに、めっちゃくちゃAFが遅いです。
動体を捉えることは非常に難しく、よく言われている普通のレンズとしても使えるなんてことはありません。
確かに風景だけを撮影するだけなら普通のレンズとして使えないこともありませんがサーボは使い物にならないのでワンショットAFで撮影することになるかと思います。
ただし、持ち前の解像感で動きが少ない物を撮影するならめちゃくちゃ高画質に撮影することができます。
●そして、単焦点なのにピントを変えるとレンズが倍くらい伸びます。
レンズフードが付属していて、そのフードの中の範囲で伸びるのでまだよいですが、非常にかっこ悪い。
●超クローズアップして撮影するには70mmは広角過ぎて難しいです。
画面いっぱいに撮影しようとするとレンズと被写体がくっつくギリギリまで寄る必要があるので昆虫などの撮影は非常に難しいかと。
●手振れ補正がない
開放f値2.8とはいえ、マクロ撮影ではボケ過ぎるのでなかなか2.8の明るさを使えず結局絞って撮影することが多いです。
あまりあげたくないISOをしっかり上げないとシャッタースピードが稼げないのでISOの判断を誤ると手振れ写真が量産されてしまいます。。。
このくらい弱点もありますので参考にしてみてください。
私はその弱点を上回るほどの画質を手に入れることができたので非常に満足しました。
ぜひ買ってみてはいかがでしょうか?
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